受け取る側が相手を育てる

合気道は受身を取るのが上手な人と稽古をすると
上達がとても早くなります。

相手の反応をどのように受け取り表現(処理)するのかで、
自分だけではなく相手にも成長を促すことが出来るのです。


例えば
ストレスを減らす為には、
ストレスを感じる事柄と向かい合うことが必要になります。

そしてその後に、

これまでとは違う行動や反応をすることで、
その事柄をクリアしていきます。

まずは自分自身の意識や行動をコントロールして
これまでと違う表現をしていくことが重要なのです。


あなたがストレスを感じる事柄を思い浮かべて下さい。

その時あなたは、
ストレスを感じた事柄や相手に対してどのように思考し
どのような感情を持っているでしょうか?

ストレスを感じた時にあなたにやってほしいことは、
不平不満を生み出さないようにするということです。

「嫌だな・・・」と思うなと言っても難しいので、
それはそのままにしておいて、

その事に対して思考し生み出される不平不満などの
言葉を作らないでほしいんです。

つまり感じたことを文字や言葉にして、
感情を脹らませないということです。


「感じて終わり・・・」 


その後に思考することをやめ、
ストレスを感じた対象に対しての
あなたの答えを出さないままにしておく。

これをすることで、
相手の反応の受け取り方に幅を作りだすことが出来るのです。

相手が悪いとか間違っているということは関係なく、
ただ自分がどのように受け取るかで全ての変化がはじまります。


合気道の受身も同じで、
相手の技の出来を評価するのではなく、

今相手が表現している事をどのように受け取り
相手に返すのかを考える必要があるのです。

「どう受け取り何かを返すのか・・・」
それを考える事が受身の役割です。


多くの方は
「自分を変えても環境は変わらないじゃないか・・・」
と思うでしょう。

その気持ちはよく理解できます。

しかしこれまでの状況を思い浮かべて下さい。

これまでも今と同じような壁にぶつかった時、

環境を強引に変えたとしても、
また同じ壁が違う環境で現れなかったでしょうか?

人間性そのものが変化成長しなければ、
目の前にある壁はまったく変わりません。

環境を変えても人間性に成長が無ければ
また同じ壁にぶつかることになります。

だからこそ、
自分の中にある心の壁を攻略することが、
今やるべき事なのです。

攻略と言ってもそんな大きな変化は必要なく、
ただあなた自身の思考パターンや感情に
変化を与えることだけでいいんです。

そうすることであなたの心と身体の自由度は
いっきに跳ね上がります。

つまり、
自分の行動や表現を変化させることが出来るということです。


自由度が増せば相手との繋がり方にも、
もちろん幅が生まれます。

そうすると、
相手の中にこれまでとは違う反応を促すことができ、
これまでとは違う思考や感覚を伝えることが出来ます。

合気道であれば、
受身をこれまでとは違う感覚で出来る自分を作りだし、

その変化した受身によって投げている相手に
これまでと違った感覚を受け取ってもらうことで、
技の変化を後押するという感じです。


 


受身と聞くと、
ただ相手の反応を待つだけのように思われがちですが、
決してそうではなく積極的に受けることが重要です。

相手と自分を変化させる「受け取り方」を、
あなたもぜひ考えてみて下さい。



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